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■花の中のラニ (神保ひとで)

★まんがデーター [10/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・貧乳
・おまけ: 作品コメント、カバー裏にちょっとマメ知識①②
・その他: カラー(4P)、短編×10
      (うち「花の中のラニ」×5、「反乱の暁」×3)
※初版はポストカードつき。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「神保ひとで(じんぼ・ひとで)」センセの「花の中のラニ」です。

ちらとアマゾンで見た↓表紙から期待しておりました。
「花の中のラニ」ですね。
こちらは「神保ひとで」センセの5冊目。
嬉しい、ちゃんとゲットできましたよー。

共に収録された中編と共に、可愛らしい彼女の表題作が中心となっています。
要するに、お話としては2本という構成。
片方がメイド話、もう1つが変身ヒロインと、統一感なかったのは残念なところでした。

メイド「ラニちゃん」
※メイド「ラニちゃん」
 カラーだと瞳をブルーに塗れて、よりイイ感じなのです。

メインの中編「花の中のラニ」
イギリスが統治していたインドに到着した、英国紳士「ハリー」卿。
カルカッタの現状は阿片と売春が横行する酷いもので、正義感溢れる彼は本国の政策に憤りを感じておりました。
そんな頃、現地人特有な褐色肌を持ちながら、鮮やかな金髪であった少女「ラニ」と接触。
彼女を気に入った「ハリー」は、メイドとして雇うこととしたのでした。
だいたいそんな感じ。

簡単には、貴族とメイドのラブ話。
ただ、ラブラブと甘いものではなく、育ちの違いから身分差、当時の世情まで、取り巻く設定はシリアスでした
あまり仰々しくは描かれていないものの、ここが他の漫画と一線を画しております
単なるメイドえっち話ではありません。

彼女らの過去が描かれている冒頭のカラーページ。
褐色肌で金髪、ブルーの瞳という容姿な「ラニちゃん」が実に素敵
「ハリー」が一見で気に入ったというのも納得です。
カラーではより魅力的で、ここは↓表紙買いした方も納得な4ページだったと思います。
また、同時にえっちされていたロングの黒髪「カウル」ちゃんがうまく比較対照になっていました。

出会いから続く1話。
メイドに雇われた「ラニちゃん」は主人「ハリー」の優しさもあって充実した日々を過ごしており、笑顔も可愛いんですが…さっそく暗雲が。
とある理由で、脅迫されてのえっちです。
こんな娘に、ひでぇなあ。
もともと経験してきたこととは言え「ラニちゃん」はそうと感じさせない純粋さがあり、悲劇的でした。
一生懸命さが健気なのですよ。
ちなみに「カウルちゃん」は柵を乗り越えて敷地内に侵入していたようですが…護衛とかガードの方はいないのかな。
そんなこんなで2話目はメイド「リーゼ」さんが登場。
1話に出てきた2人とは違い、「ラニちゃん」寄りな優しい女性。
で、ここで先ほど書いたボディーガードがいない、という問題が出てきます。
「ハリー」と彼女は、英国人に恨みを持つ集団に襲われてしまうのでした。
強気だった彼女が無理矢理にされてしまうんですが、ここで「リーゼさん」の台詞からその性知識があらかじめ提示されていたことが生きています。

メイド「ラニちゃん」その2
※メイド「ラニちゃん」その2
 褐色肌なんですが、さほど濃くないですね。↓表紙もそんな感じ。

現場に駆け付けた警官(?)らが、問答無用に「ラニちゃん」らを捕えるのはなんだかリアル。
そのまま何かまたされるのかと思いましたが、無事に釈放されていました。
まぁ、そりゃそうか。
先の暴行で療養していた「ハリー」を癒すため、持っている知識からえっちを選択する彼女もこれまた当然のこと。
雇われた当時の描写は少なかったですけど、想像するに「ラニちゃん」はお礼とかの名目で以前にもやってそうね。
こちらでは、ようやく愛のあるえっちとなっていました。
お話が大きく動く4話は「カウルちゃん」がメイン、続く最終話では仲良く2人でのえっちでした。
一応詳細は伏せますね。

とかくヒロインの「ラニちゃん」が可愛く、そのキャラ設定が漫画を成功に導いていたと思います
ただ、中盤以降、特に最終話のお話運びには、やや駆け足な印象がありました。
次の漫画が3話ほどでしたが、それだけあればよりヒロインの心情とか周辺までがきっちり描けたのでは…。
諸事情は当然あるんでしょうけれど、表題作だけで単行本をまとめて欲しかった。
「カウルちゃん」に嫉妬したりする姿も良かったので、平穏な日常下での3名とか繋ぎのエピソード、お話の流れでは難しいでしょうから、番外編とかで甘いえっちを描いてほしかったですねー。

そんな訳で「ハリーさま」との恋路はどうなるのか、「ラニ」・「カウル」らヒロインはどうなってしまうのか、ぜひ単行本でご確認下さい。

後半に収録されている全3話「反乱の暁」
紹介帯には”戦隊ヒロイン凌辱モノ”と書かれていましたが、これ間違い。
単独の変身ヒロインで、雰囲気としては「ガイバー」のような生物装甲のようなもの。
改造を受けていた「暁優子」は組織を脱走し、その追手と戦いつつ弟「優樹」を探していたのでした…。
変身後の「優子さん」はほぼクリーチャーらと大差ないデザイン。
ヒーロー(正義の味方)然とはしておらず、仮面ライダーなどのソレとは違います。
そんな訳で、変身後はあまりえっちでないんですが…装甲が破られると薄皮一枚みたいな状態になり、ここがえっちなのでした。
(※完全変身できなくなった3話では終始その状態)
さらに、”女性の改造成功例は貴重”ということから、生殖行為が可能かどうか試されてしまうのです。
捕まった彼女は触手に卵と、「キルタイムコミュニケーション」さんのようなプレイに発展。
あまり極端な描写でなかったのは、いいのか、悪いのか。
デザインとしてもいま一歩という感じで、かなり大急ぎだった展開を含め、全体としては中途半端なものでした。

カウルちゃん、暁優子
※左:カウルちゃん、右:暁優子
 なにげにこの「カウルちゃん」も良いキャラでした。

柔らかな強い線の絵柄。
トーン処理でデジタルな灰色、さらにコマ割りの変化もあって、ページはごっちゃり賑やか。
メリハリはあまりなく、黒が目立つ濃い目な印象です。
透き通るような瞳がいい感じ。
主人公「ラニちゃん」は↓表紙そのままキュートに描かれており、ここについては期待通り
ただ、人物のバランスがそちら基本となっているためか、年上な女性、男性にはやや違和感が。
ヒロインの可愛らしさで全体を牽引しているような感覚でした。
(センセは貧乳キャラのが巧いと思います)
良く描かれているところも多いですが、引き絵などに微妙なところも散見され、また後半の「反乱の暁」はジャンルもあり、作画の弱さがより目につきます。
そういった点も含め、やっぱり表題作だけに絞った方が良かったのではないかなぁ…。
判断については、↓表紙でおおよそ問題ありません。
そちらより、もうちょっと濃い目を想像して下さい。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・良いところと悪いところがあったので平均点。細かく小数点まで表記するなら「3.8」くらい。
・全体的に駆け足だったので平均としました。
・舞台・キャラ設定が良かったですが、同時収録も含めた2本の平均としてはこれくらい。
合計:[10/15]
表題作だけなら「+2」です。
何度も書いてきたように、全て「ラニちゃん」な漫画だったと思います。

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(2009/10/05)
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tag : キルタイムコミュニケーション

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